相手が打つときにするは間違い?!バドミントンのリアクションステップの正しいやり方

男子バド部員

リアクションステップがうまくいきません!

女子バド部員

ちょっと待って、リアクションステップってなに??

僕がバドミントンを指導していると、こんな質問をよく受けます。

「相手が打つ瞬間に合わせてジャンプすればいいんですよね?」

そういって全くうまくいっていない人を僕は腐るほどみてきました。

そこで、リアクションステップが上手くいかない方に向けてリアクションステップのコツをご紹介します!

今回紹介することが完璧にできれば以下のようなことができるようになります。

・出遅れなくなる
・フットワークが早くなる
・ラリーの主導権が握れる
・ノータッチの失点が減る

バドミントンにおいて、リアクションステップは基礎中の基礎なので、しっかり覚えましょう!

目次

リアクションステップってなに?

リアクションステップとは、動き出しのスピードを早くするフットワークのテクニックです。

全身の重心を一回落とすことで、地面との反動、筋肉の反射的な力を使い、瞬発的な力を楽に生み出すテクニックのことを言います。

止まっている時からジャンプをするのって疲れますけど、連続でジャンプするのって結構簡単ですよね。

あれはこのリアクションステップと同じ原理を使っているというわけです。

飛ぶのがリアクションステップではない

リアクションステップは相手が打つ瞬間に小さくジャンプすること。

こう教える指導者も多いです。

表面上はあっていますが、中身を見ると若干意味が違います。

リアクションとは英語で、「反応の他に反動」という意味があります。

反応をよくするために使うものですが、実際は反動を生かすテクニックです。

無理にジャンプしなくても反動は使えます。

飛べばいいという勘違いだけはしないように気をつけましょう。

リアクションステップは全員が必要なテクニック

リアクションステップは中級者以上のバドミントンプレイヤーなら全員ができるテクニックと言ってもいいでしょう。

それほどまでに、やらない意味がないテクニックです。

もし今回初めてこのテクニックを知ったという方は、強くなりたければ絶対に覚えましょう!

リアクションステップをマスターしてこそ、1人前のバドミントンプレイヤーです。

リアクションステップのやり方

リアクションステップのやり方は超簡単!

小さくジャンプをするだけ。

それだけです。笑

ポイントはジャンプは大きくせず、小さくやる、ということ!

パッと見でわからないくらい小さくジャンプすることです!

参考動画を用意したので、ぜひご覧くださいね。

リアクションステップの練習方法

リアクションステップは知っていればすぐにできるものではありません!

できるようになるための練習方法をご紹介するので、なかなかできない人はぜひお試しくださいね!

動画を見ながら動いてみる

まずは動画を見ながら、選手が動いているのを見ながら、同じように動くのがオススメです。

リアクションステップを踏んでフットワークをする感覚を養いましょう。

方向はどこでもいいです。

とにかく動画を見ながら、細かいジャンプまで細かく真似をする。

これがとっても大事です。

基礎打ちでやってみる

動画を見て動き自体が真似できたら、次は見本なしで行います。

具体的には基礎打ちの時に試すのがオススメです。

なぜなら、来る方向がある程度わかっているから。

クリアだったり、ドロップだったり、大体いつも同じところに打たれますよね。

毎回きちんと真ん中の方まで戻りながら、リアクションステップを使って戻りましょう。

ノックやパターン練習で試す

かなり慣れてできるようになってきたら、長いラリーでできるように練習しましょう!

具体的にはノックやパターン練習で行うことがオススメです。

どこに来るかわからない練習でできるようになれば、試合でも自然と使えること間違いありません。

これが完璧にできるようになったら、マスターしたと言ってもいいでしょう。

リアクションステップが本当に上手くいくたった2つのコツ

ここまで練習方法を紹介しましたが、これだけでは8割の人が上手くいきません。

本当にリアクションステップがうまくいくコツを2つ紹介します。

これができれば必ずリアクションステップができるようになるので、必ず実践してください。

コツ① ジャンプは小さめに助走のつもりで

リアクションステップはフットワークの助走のつもりで行いましょう。

リアクションステップをしているはずなのに、なぜか動き出しがうまくいかない。

そんな人が、リアクションステップだけで終わっていることがとっても多いです。

縄跳びで二重跳びをする前って、そのように、若干力を抜いて飛びますよね。

そして地面を大きく蹴って高く飛ぶはずです。

それと同じように、リアクションステップの次の一歩目が本番だと思って、繋げて考えて行うことがとっても大事です。

コツ② 着地の瞬間には来る方向がわかるように

2つ目のコツはきちんと着地の時に、動き出す方向がわかるようにすることです。

リアクションステップはフットワークと繋げて考えることがとっても重要!

うまくいかない人は、リアクションステップで着地した時に、どこに動いたらいいかわかっていません。

その結果、足が止まって結局動き出しが遅くなってしまうんです。

なので、まだ身についていない方は遅めにリアクションステップをとることがオススメです!

徐々に早くしていって、段々と相手が打った直後に着地が来るようにしましょう!

足の向きも合わせたら最強

リアクションステップの最高のタイミングは、相手が打った直後に着地が来ること。

ただ、さらに動き出しを早くする方法があります。

それは、足の形をうまく変えること。

動き出す時に足の向きを変えるだけで、めちゃくちゃ動き出しやすくなります。

例えば右利きなら、右足を斜め前に出した方がフォア前とバック奥に行きやすい。

横に足をそろえておくと、左右の動きに強くなります!

この足の形をリアクションステップと同時にできたら、最強の動き出しが可能になります!

脱中級者を目指す方にとってはかなり重要なテクニックなので、ぜひマスターしてみてくださいね!

バドミントンのリアクションステップのコツまとめ

今回はリアクションステップについて、詳しく説明しました。

まとめると以下の通りです。

まとめ

・リアクションステップは反動
・やり方はジャンプするだけ
・ジャンプは助走のイメージ
・タイミングは遅めくらいがいい
・中級者は足の向きを変えよう

リアクションステップは、できるようになったと錯覚しやすいテクニックです!

ジャンプすればいいんでしょ、なんて思わずに、きちんと意識して練習していきましょう!

最初は意識し続けないと忘れてしまうこともあると思いますが、コツコツ続けていれば必ず自然とできるようになりますよ!

リアクションステップを完璧に身につけて、素晴らしい動き出しをできるようにしていきましょうね!

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この記事を書いた人

中学不登校で、高校入学時の体重は89kg。
高校でバドミントンを始める。
その後3年目にして、全国定時制通信制バドミントン体育大会に出場。
全国にて個人戦ベスト16、団体戦3位に入賞。
現在はオンライン専門のコーチとして
バドミントンのテクニックや知識を発信している。

オンラインでの指導人数は1000人以上、
全国大会出場選手の指導実績あり。

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