バドミントンの中級者と上級者の違いってなに?全国経験者が徹底解説

男子バド部員

中級者と上級者の違いってなんですか?

女子バド部員

1部の選手と2部の選手の違いを知りたいです!

コーチをしていると、こんな質問をされることもたくさんあります。

僕も現役時代、死ぬほど考えてきたし、苦悩してきたことでもありました。

今回はそんなあなたに向けて、中級者と上級者の技術的な違いについて紹介します!

なんとか一皮剥けたい!という中級者の方や初級者の方はぜひ最後までご覧くださいね!

目次

中級者と上級者のレベルってどれくらい?

そもそも中級者ってどれくらいの人?

って思うかもしれません。

確かに、中級者とか上級者とか、ちょっと曖昧な言い方ですよね。

僕が昔見た、ヨネックスが記していた中級者と上級者の違いは以下の通りです。

中級者⇨どこからどこにでも打てる
上級者⇨なおかつ緩急がつけれる

つまりこれは、全部のショットが打ててやっと中級者で、なおかつ緩急を付けれるようになったら上級者と言えるね。

ってことなんです。

これについては僕も概ね同意です。

とはいえ、もうちょっと違いはあるかな、というのが本音です。

中級者と上級者の違いは?

僕が思うに、中級者と上級者の技術的な違いは以下の通りです。

  • ミスの数
  • 動きの再現性
  • 緩急を操れる身体能力
  • コントロールの細分化
  • バドミントンの深い理解

この辺でしょうか。

それぞれ説明していきます!

ミスの数が圧倒的に少ない

中級者と上級者の大きな違いはなんと言ってもミスの数。

一つ一つのショットのミスが本当に少ない。

ミスしていても、アウトにすることがほとんどありません。

ミスをしないことはとっても大事で、ミスが多いかどうかで、練習の質すら大きく変えてしまいます。

トップ選手のラリーを見ていても、基本的にはミスから崩されて失点をすることがほとんどです。

それくらい、バドミントンにおいてはミスは隣り合わせで、常に意識しなければいけないポイントです。

中級者の大きな課題はミスの量です。

まずはこれを最低限減らすように意識していきましょう。

ミスの減らし方についてはこちらをご覧ください。

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上級者は動きの再現性が高い

少しミスと重なる部分になりますが、上級者は動きの再現性が高いです。

再現性というのは、同じ動きを繰り返すこと!

フットワークを一つ通しても、何回やっても同じように動く力が高いです。

中級者は同じ動きでも継続して疲れてくるとフォームが崩れたり、あからさまにスピードが落ちたりします。

それがショットのブレやミスを生み出すのです。

同じ動きはいつでも同じようにできるようにする、これはとっても大事なことです。

これを手に入れるには反復練習を真剣に行うしかありません。

同じスピードで、同じ形で動けるように、トレーニングしていきましょう。

緩急を自在に操れるだけの身体能力

続いて大事なのが、緩急を操れる身体能力です。

ヨネックスが提唱している、”緩急をつけれるのが上級者”というのはごもっともですが、そもそも緩急は身体能力がないと緩急をつけることは難しいです。

なぜなら緩急をつけれるのは、急ができる人だけだから。

野球でも同じです。

速球で100kmしか投げれない人が80kmのチェンジアップを投げてきても、怖くないんです。

160km出せる選手が110kmのチェンジアップを投げるから、相手は騙されるんです。

つまり、意図的にラリーのテンポを上げるだけのスピードや持久力がなければ、そもそも緩急をつけることはできません。

それくらいに、身体能力をシンプルに強化するのは大事なんです。

これも反復練習ですが、地道に作っていくしかありません。

コントロールの細分化

上級者は中級者と比べて、コントロールの細分化がすごいです。

細分化とは、細かく分けること!

例えば、雪には種類が100以上もあることを知っていますか?

粉雪、凍雪、堅雪、粗目雪と、たくさんあるらしいです。

これを北海道の人はある程度分けて使うそうですよ。さしづめ雪の上級者と言ったところでしょうか。笑

これと同じで、上級者は同じコースでもショットを細分化しています。

カットはかけるか?

角度は?スピードは?

どこから打っているか?相手の利き腕は?

同じストレートのスマッシュであっても、角度やスピードを分けて使うのです。

それくらい、一つ一つのことを細分化して考えられるのも上級者ならではですね!

これをできるようにするには、普段からショットの違いを考えて練習することが必要ですね!

バドミントンの深い理解

これは当然ですが、バドミントンについて本当によく知っているのも上級者の特徴です。

今回話したようなことは上級者ならわかる内容です。

そしてこの記事を読んでいるあなたも、上級者にぐっと近づいています。

上級者であればあるほど、こういった情報収集は日常的に行っています。

バドミントンのことをたくさん考えて、深く理解しています。

だからこそ上達することができていますし、あんなにも高いレベルでプレーできているのです。

これは普段からバドミントンの情報に触れ、考え続けるしかありません!

普段からたくさんバドミントンのことを考えて、練習で実践して理解を深めていく必要がありますよ!

やっているだけで上級者になるのは難しい

初級者から中級者までは競技を続けているだけでたどり着くことが可能です。

しかし、中級者から上級者まではそうはいきません!

きちんと足りない部分を補っていかないと上級者の仲間入りはできないので、自己分析をしっかりと行っていく必要がありますよ!

考えながら地道に練習していくのが近道

上級者になるのに、ふしぎなアメでレベルアップ!的な便利なアイテムはありません。

毎日地道な努力を継続して、たくさん考えて試行錯誤した先に、その世界はありません。

それでも上級者同士のラリーってやっぱり楽しいですし、見ている方も楽しめますよね!

そんな、ハイレベルなラリーをして見ている人も興奮させられるような選手になりましょうね!

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この記事を書いた人

中学不登校で、高校入学時の体重は89kg。
高校でバドミントンを始める。
その後3年目にして、全国定時制通信制バドミントン体育大会に出場。
全国にて個人戦ベスト16、団体戦3位に入賞。
現在はオンライン専門のコーチとして
バドミントンのテクニックや知識を発信している。

オンラインでの指導人数は1000人以上、
全国大会出場選手の指導実績あり。

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